Levi’s 00501-1165 (2012年製)

こんにちは。Otenkingです!

0050-1165の詳細レポートです。現在では入手が難しいモデルとなっていますね。あまり人気にならなかた過渡期モデルともいえます。

基本ラインは47501に近いといえますね。

以下、2012年当時のレポートのままで失礼します。

最新(2012年当時)モデルの中で、レギュラーシリーズにセルビッチモデルがあるとのことで、復刻版の要素と現レギュラー版のハイブリッドタイプのようだ。

00501-1165 12.5oz ということなので、各種情報と、Shopで見たとおり、やはり生地は薄いのだろうか?

他の人の評価はともかく、自ら確かめないと納得のいかない状態になってきたものの、検証素材としての新品定価は少々抵抗があったので、早速オークションで入手(余裕があれば、是非新品でと思ったのだが・・・)。

ゲットしたモノは、糊落とし程度で一度洗濯したもののようで、まだパリッとしている。

パッチ表記のウエストサイズは、洗濯後のサイズということであるが、若干大きめに作ってあるので、ジャストで穿きたい人はワンサイズ小さめがお勧めとのことで、通常29~30インチだが、ここは思い切ってw28でいってみた。試着段階ではちょうどよかった。

まず、第一印象であるが、パリッとしている分、生地の薄さを感じる。実際に穿いてみると、ごわついた紙のような感じ。これは、糊が取れればなくなるのだろうが、そのあとどうなるのだろう?

全体に黒っぽい紺色で、すでに色が落ち始めているような印象。加えて各ステッチが太い糸を使用しているのか、すごく目立つ。

さて、Shopでショックの一因ともなった、アーキュエイトステッチは、やはりオレンジでもイエローでもない白?というか染まって水色?になっている。
全体的に色が落ちるとまた違った印象だろうが、これはこれでよく目立つ。



セルビッチとチェーンステッチ。セルビッチは綾織のようだが、ゴツくはない。裾のチェーンステッチが、またえらく太い番手の糸のようで、表もやたらと目立つが、これも全体のステッチと合わせているのだろう。裾上げするとどうなるのだろうか。

気になったのは、比翼部分の内側(なんと呼ぶのか分からないが)にびっしりと激しく縫いこまれた、かがり縫いがやけに目立った。
一度洗ってから、畳んでおいたためか、妙な皺が寄り始めている。これは、早々に穿き始めねば、後々良からぬアタリがつくのでは、と不安になった。

確かに、生地は薄いのかもしれないが、これから春夏シーズンにかけては、むしろこれくらいがちょうどよいのかもしれない。

最後に、改めて「Levi’s」に併記して、「中国製」と文字を起こすと、何故か不思議な感じがしたため、敢えて何処製かは、今回から記載することをやめた。
衣類の多くが、中国製で何の不思議もなく、生地はイタリア、縫製は中国という4~5万円もするジャケットが当たり前のように市場に出回っている現在、この違和感は何なのだろうか。
おそらく、「Levi’s=made in USA」への昭和の残像や、かつて抱いていた欧米製品へ憧憬がそうさせるのかもしれない。
しかし、その憧れや羨望を持たせる歴史が、彼方にあり、それが重みや付加価値となっていることもまた確かなのではないだろうか。