ベイマックス(Big Hero 6:2014年:米)

CMでは何か癒し系のホワッとしたものかと思ったが、原題にもあるように、これは「ヒーローもの」。

確かにベイマックスはフワフワして可愛らしいが、全体的に緩急のある展開が大人でも十分楽しめるものになっている。

ディズニー製作なのだが、オープニング(エンディングだったかな?)に見慣れたマーベルのアメコミカットが?

ディズニーがパロディに手を出した?とも思えたが、調べてみれば、2009年にディズニーがマーベルを買収していたとのこと。そんな話もあったような・・・。

内容はロボットオタクの大学生を兄に持つ、やはりロボットオタクの天才少年ヒロが、兄が造ったヒーリングロボ「ベイマックス」と共に、ロボット技術を悪用しようとする悪者をやっつけようとするもの。

最近は随分と主役になることの多い「オタク」だが、すでにこの言葉もネガティブワードではなく、「その道のプロおも凌ぐ専門家」という方向で一般化してきている感がある。かつての「オタク」概念は今では「アキバ系(男子)」に置き換えられつつある側面もあるようだ。この辺は、明確な線引きはなく、各々の価値観や客観的な定義の仕方によって変わるものといえる。

ここでは、その区別についてではなく、自他共に「オタク」と認める者が、生き生きと活躍するところに目を向けたい。

古くは「7人のオタク」、「電車男」など、一見ぱっとしないサブカルチャーの達人たちが活躍する作品があったが、本作では最初から「オタク」たちが明るく陽のあたる位置づけにしている。

のめりこんだ好きなことを、自分の世界だけに留めず、堂々と外の世界でも生かしていこうヨ。というメッセージが子ども達に伝わったら・・。そんなことが感じられる作品だ。